研究課題/領域番号 |
16K07692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
三本木 至宏 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (10222027)
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研究分担者 |
河合 幸一郎 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (30195028)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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キーワード | NOセンサー / NO結合 / 蛋白質 / シトクロムc' |
研究成果の概要 |
本研究は,酸性条件でも機能していると考えられる好酸性ユスリカヘモグロビンを手本に,耐熱性シトクロムc'であるPHCPのNO結合能を向上することを目的とした。本研究によって,PHCPのNO結合に伴う吸収スペクトル変化を追うことでNO親和性を見積もること,PHCPに変異を導入してそのNO結合能を向上することに成功した。得られたPHCP変異体は今後NOセンサー蛋白質として用途研究に供することが可能である。
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自由記述の分野 |
蛋白質科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,代表者が専門とする蛋白質科学分野にユスリカの形態分類学を導入した点で,異分野を融合する学術的に独創的な試みであった。本研究の成果として得られた耐熱性を保持しNO結合能が向上した蛋白質(PHCP変異体)は,血管弛緩などの生理作用を示すNOを感度よく測定できるNOセンサー蛋白質として利用できる可能性があり,ひいてはNOをマーカーとして身体ストレスを簡便に検出できる意義がある。
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