研究課題/領域番号 |
16K07750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
木村 俊之 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (70355303)
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研究分担者 |
山岸 賢治 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (80355304)
仲川 清隆 東北大学, 農学研究科, 教授 (80361145)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | DNJ / 吸収、排出 / 組織移行 / 安定同位体ラベル / トレーサー |
研究成果の概要 |
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は桑葉や大豆発酵食品などに含まれ消化管でαグルコシダーゼ阻害を示すことにより、食後の血糖値の上昇を抑制する。DNJは機能性表示食品の関与成分として認められているが、更なる科学的な安全性の検証が必要である。 本課題において、15Nラベル化DNJを作成し、それを動物に経口摂取させ、経時的に尿と糞を採取後、各種臓器を採取し、15Nを測定することで、DNJの吸収、排出と組織への移行を明らかにした。その結果、DNJは約半量が吸収され、24時間以内にすみやかに排出された。また、微量ながら臓器への移行が明らかとなった。
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自由記述の分野 |
食品科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は桑葉や大豆発酵食品などに含まれる天然の機能性成分であり、食後の血糖値の上昇を抑制する。2018年度に機能性表示食品の関与成分として表示が認められたことから今後さらに商品が出てくると思われる。DNJはある程度体内に吸収されるが、その後の排出や組織への蓄積や影響はほとんど研究がない。このため、DNJの安全性と機能性メカニズムを解明することで国民に安心して提供できることが期待される。これにより、糖尿病の予防する食事の提言が可能となる。
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