• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

インスリン感受性の低下における成長ホルモン作用メカニズム

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K07988
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 動物生産科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

塚田 光  名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (20343212)

研究期間 (年度) 2016-10-21 – 2020-03-31
キーワード成長ホルモン / 成長ホルモン受容体 / JAK2 / STAT5 / ニワトリ / ITT / GTT
研究成果の概要

2つのGHR異常ニワトリをGSP系統に戻し交配することによりコンジェニック系統を作出した(15世代の戻し交配)。この2系統は肝臓IGF-ImRNA合成に関わるGHR細胞内情報伝達が異なる事がわかっている。GTT, ITTを行った結果、インスリン感受性はSTAT5のみのリン酸化疎外系統の方が強い事がわかった。すなわち、GHR細胞内ドメインには様々な情報伝達物質の結合が予想され、それらが複雑に働く。肝臓でのGHに依存的遺伝子を網羅的に解析した。GST 、PLG、GLG-1、cEST159o8、DDX5、FGB、2AB56、CALM2、C1S、CYP3A37、COMTなど興味深い遺伝子が見られた。

自由記述の分野

家畜生理

研究成果の学術的意義や社会的意義

伴性型矮性鶏の原因がGH受容体(GHR)であり、その2つの対立遺伝子を同定した。しかし、その作用メカニズムは明らかでない。GHRの細胞内情報伝達経路、全身性に発現する GHRの末梢作用などである。この2系統を用いることで GH-GHR 作用、末梢組織での多様な作用、分子メカニズムが明らかにできる。特に肝臓を中心とした糖 代謝のメカニズムを明らかにすることにより、GHの成長作用を明確に提示できる。さらに近年健康ブームにより、糖などの栄養素代謝機構への GH 作用が見直されてきている、GHR欠損鶏の生理 的基礎情報を収集することでその分子メカニズムを解明し畜産業、医療に貢献する。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi