• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

鶏コクシジウムをモデルとした重要原虫の弱毒化分子機構の解明と毒力評価系の構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K08025
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 獣医学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

松林 誠  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (00321076)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードEimeria / 原虫 / 弱毒化 / 比較ゲノム解析
研究成果の概要

鶏コクシジウム症を引き起こすEimeria 属原虫を鶏で選択的に継代することにより、弱毒化することが知られている。しかし、弱毒株の詳細な特性および弱毒化の分子メカニズムは未解明である。弱毒株を作出し解析を行ったところ、病態発現期であるシゾントの出現時期が短縮し、またその大きさが縮小していることが分かった。また継代毎の比較ゲノム解析では複数個所の遺伝子変異を決定でき、これらの変異は原虫にとって致死的ではなく、弱毒化を惹起している可能性が示された。

自由記述の分野

原虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Eimeria 属原虫は、ヒトに対して重篤な症状を引き起こすマラリアやトキソプラズマ原虫と同じApicomplexa 門に属する。これまでに同門の原虫ワクチン開発において、弱毒株の原虫総体による免疫賦与を行うワクチン開発が次世代の抗原虫防除ツールとして模索されている。本成果により決定された遺伝子は、弱毒化重要遺伝子である可能性があり、他種原虫での応用解析が期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi