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2018 年度 研究成果報告書

牛白血病を規定するウシ主要組織適合抗原(BoLA)ハプロタイプの網羅的多型解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08039
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 獣医学
研究機関十文字学園女子大学 (2018)
国立研究開発法人理化学研究所 (2016-2017)

研究代表者

竹嶋 伸之輔  十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (60342812)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード網羅的多型解析 / ウシゲノム解析 / 抗病性動物 / 牛白血病 / ウシ主要組織適合遺伝子複合体 / BoLA / DRB3 / 次世代シーケンサー
研究成果の概要

本研究は牛白血病や乳房炎、寄生虫血症など様々な牛疾患と相関するとされるウシ主要組織適合遺伝子複合体(BoLA)領域の解析を行うための手法の開発を目的として開始した。BoLA領域は極めて多様性が高いため、本研究では特に牛白血病に関連するハプロタイプを収集し、それらの個体を用いたターゲットリシークエンス法の解析に取り組んだ。本研究の最終年度において15年ぶりに改訂されたウシゲノムリファレンスシークエンスも検討し、10種類の遺伝子型を有する個体において、x70~x148倍と、十分なシークエンス深度が得られる、BoLA領域内の疾患関連SNPの探索に適していたタイピング法の開発に成功した。

自由記述の分野

Immunogenetics

研究成果の学術的意義や社会的意義

主要組織適合遺伝子(MHC)はヒトにおいても100にも及ぶ疾患との相関性が示されており、極めて重要な遺伝子領域である。ウシにおいても、数多くの疾病との相関性が示されており、遺伝子領域の多様性の全容をタイピングする事は重要である。本研究により示された新たなタイピング法により、これまでウシMHCのうち、一部しか明らかにできなかった多様性の全容が解析可能となり、既に多く報告されている牛白血病や、乳房炎、寄生虫血症など、真に相関する遺伝子の特定が可能となる。ワクチン戦略や抵抗性遺伝子の情報を使用したウシのブランド化、感染症対策や、これまで飼養困難だった地域でのウシの飼育などその応用範囲はとても広い。

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公開日: 2020-03-30  

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