短鎖脂肪酸が結合するGPR41およびGPR43、中長鎖脂肪酸が結合するGPR40およびGPR120がヒトで明らかにされ、ネコも同遺伝子をそれぞれ有することが明らかとなった。この受容体のタンパク質共役解析により、それぞれがホモ2量体を形成する他、他の遊離脂肪酸受容体ともヘテロ2量体を形成していた。抗体を作成しウエスタンイムノブロット法に用いたが合成タンパク質は検出できたが、組織切片を用いた免疫組織化学染色法では特異な受容体発現を検出できなかった。また肥満ネコゲノム中の一遺伝子多型検出を行ったが、遺伝子診断に有用な多型を検出することができなかったため、多検体のSNP検出が必要であると考えらる。
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