研究成果の概要 |
分化した脂肪細胞が分泌するアディポクチン(AN)は, 主に前駆脂肪細胞を含む分画から産生される神経成長因子NGFと血管内皮細胞増殖因子VEGF165に結合した。ANはNGFの機能を抑制したが、VEGF165による血管内皮細胞の形態変化を阻害しなかった。その後、NGF, VEGFとは異なる二つの因子を前駆脂肪細胞増殖因子として同定した。ANとこの二つの因子の結合は確認したが、機能への影響は現在解析中である。CTRP11の組み換え体も準備できたので、今後、二つの因子との結合および機能への影響を解析する。
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