本研究では、Web上に公開されている地図情報を活用して、土地利用データベースを構築する手法を開発することを目的とした。Web上には様々な形式で地図情報が公開されているが、そのうち、地図タイルと呼ばれる形式のデータを使用することとした。土地利用データは、近年急激に発展している深層学習の技術を用いて、地図タイルから土地利用図を作成するプログラムを開発した。開発したプログラムを使用して、日本版Map Warperで公開しいる旧版地形図から、土地利用データの作成が可能なことを確認した。 今後、地図の解像度、凡例の彩色等を最適化することで、高精度の土地利用データベース構築が可能となると期待される。
|