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2018 年度 研究成果報告書

細胞治療薬としての幹細胞の分化再生免疫特性マーカーの探索と細胞バリデーション

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08382
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関明治薬科大学

研究代表者

佐藤 光利  明治薬科大学, 薬学部, 教授 (60231346)

研究分担者 松井 勝彦  明治薬科大学, 薬学部, 教授 (20257140)
佐藤 陽治  国立医薬品食品衛生研究所, 再生・細胞医療製品部, 部長 (40312285)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード再生医療 / 医薬品安全性 / 幹細胞 / 細胞分化 / バリデーション
研究成果の概要

間葉系幹細胞の心筋細胞分化を観察した結果、分化誘導処理後約4日でコンフルエントになり、約10日で自律拍動する小さな結節が認められた。自動拍動する小結節の出現時期や数は、細胞株やサブラインで異なっていた。虚血条件下におけるヒト間葉系幹細胞の血管内皮細胞成長因子の分泌はロット間で差が認められた。この分泌能の差は、細胞移植後に生じる血管新生の程度や治療効果に影響を及ぼす可能性があり、細胞の修復能力を予測する因子を探索した。さらに、免疫学的挙動の検討から間葉系幹細胞には免疫効果がないことが明らかになった。細胞組織加工製品の安全性に関しては精度の高い異常細胞検出法の開発が重要になるため検討を行った。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性疾患の次世代の治療に幹細胞由来細胞治療薬の臨床応用が進んでいる。細胞組織製品を使用する際には品質を評価するための細胞特性解析指標やそれら指標による規格の設定がレギュラトリーの面からも重要になる。本研究を遂行ことで、幹細胞の諸機能と緊密に関連する因子を特定し、それらの臨床応用への有用性を証明することで、再生医療における幹細胞の品質管理法の確立や安全性確保の基盤形成が達成される。また、それらの生体における生理的役割と細胞機能との因果関係が明らかになることで、幹細胞の様々な機能に関する知見が統合され、自然界における幹細胞の真の役割の全体像を明らかにし、再生医療への進歩に貢献することとなる。

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公開日: 2020-03-30  

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