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2019 年度 研究成果報告書

解剖前撮影CT画像を活用した肉眼解剖学的研究の推進

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08445
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関長崎大学

研究代表者

岡本 圭史  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (50152343)

研究分担者 弦本 敏行  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (60304937)
佐伯 和信  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (80195966)
大神 敬子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80812924)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード肉眼解剖学 / CT画像 / 過剰腎動脈 / 大腿四頭筋 / 腹大動脈
研究成果の概要

平成28年度~平成30年度に長崎大学医学部と歯学部で行われた解剖学実習では全部で110体のご遺体を解剖させていただいた。この内40体で解剖前にCT画像を取得していた。その中で低位過剰腎動脈が画像で確認されたのは7例であった。実際の解剖においても低位過剰腎動脈が存在したのは40体ではこの7例のみであった。ちなみに110体全体では10体に低位過剰腎動脈を確認している。CT画像であらかじめ存在が確認されている場合には実際の解剖に際して精緻な剖出が可能になる。変異例はその部位の構造の形態形成を考えるきっかけとなることが多いので、変異例についての精緻な解剖所見は貴重である。

自由記述の分野

医学、解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

CTはその開発以来、様々な分野で活用されてきた。そもそもX線は1895年にレントゲンによって発見されて、それを用いて胸部レントゲン写真による健康診断は長く続けられてきている。骨についても骨折の有無などを知る手がかりになっている。一方、CTはそのX線を多方向から照射して得たものをコンピューターで処理して得られるようになった断面像である。横断像と垂直矢状断像が主流である。そのCTをコンピューター3Dソフトウェアを用いて更に断面像から立体像を得られるようになって来た。それを活用して今回、変異動脈の存在を解剖を行う前に予測して、実際の解剖所見と対比してみた。臨床医学や文化財の調査にも活用され得る。

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公開日: 2021-02-19  

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