研究課題/領域番号 |
16K08480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山田 久夫 関西医科大学, 医学部, 教授 (00142373)
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研究協力者 |
田中 進 関西医科大学, 医学部, 准教授 (30399472)
平原 幸恵 (和田 幸恵) 関西医科大学, 医学部, 講師 (70457969)
大江 総一 関西医科大学, 医学部, 助教 (70599331)
小池 太郎 関西医科大学, 医学部, 助教 (00735590)
和田 早織 関西医科大学, 医学部, 研究医養成コース学生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | サテライト細胞 / グリア細胞 / 脳由来胆汁酸 / 質量顕微鏡 / 光‐電子相関観察(CLEM) / マルチモダル観察 / 3次元電顕 / 3次元プリンタ |
研究成果の概要 |
終脳皮質と脊髄後根神経節を対象に、サテライト細胞をはじめとするニューロンに接するグリア細胞を、一般組織化学法・3次元電顕・質量顕微鏡など先端的手技を多面的(マルチモダル)に相関させつつ観察した。この方法で、化学物質の細胞局在とともに細胞形態を立体的把握し、サテライト細胞をはじめとするグリア細胞の亜種を特徴づけることができた。さらに3次元電顕のデータを3次元プリンタソフトに取り込ませ、再造形した模型を手に取って観察する手技を確立した。これによってPCのモニター画面で立体観察するより、正確に細胞形態を理解することができた。
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自由記述の分野 |
神経解剖学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の大きな特徴は、先端的な観察手技(CLEM法、3次元電顕、質量顕微鏡)を用いたうえで、それらを組み合わせて相関観察するという斬新なアイデアを実行したことである。さらに3次元プリンタでの再現は、真核細胞では世界初の取り組みで、身体の立体地図帳つくりという「知」の財産を提供する社会的意義を持っている。一方、新種の細胞発見や脳由来胆汁酸(ニューロステロイド)という新規概念の提唱は、学術的に大きな意義を持つ。
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