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2018 年度 研究成果報告書

新規高度免疫不全マウスを用いたヒトがん微小環境療法モデルの樹立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K08742
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関熊本大学

研究代表者

岡田 誠治  熊本大学, エイズ学研究センター, 教授 (50282455)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード患者由来腫瘍移植モデル / 高度免疫不全マウス / 胆管細胞癌 / 悪性リンパ腫 / 固形癌 / がん微小環境
研究成果の概要

胆管細胞癌の肺転移・肝転移モデルを作成し、CD147が上皮間葉転換により転移に重要であることを示した。肝吸虫感染に由来する胆管細胞癌を用いて患者腫瘍組織移植モデル(Patient-derived xenografts; PDX)の作成を試みた。16例中12例でPDXが樹立され、PDXから5例の細胞株が樹立された。原発性滲出性リンパ腫ではオートファジーが亢進しており、オートファジーを阻害するとERストレスが亢進してアポトーシスに陥ること、転写因子PU.1がメチル化されており、PU.1の活性化によりアポ-トーシスに陥ることを証明した。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高度免疫不全マウスへの移植系を用いて難治性腫瘍であるヒト胆管細胞癌と悪性リンパ腫にヒト由来腫瘍細胞を移植する事でマウス生体内に「ヒトのがん微小環境」を構築した。本系は、ヒト腫瘍のAvatarとして難治性腫瘍の病態解析と治療薬開発に有用な系として期待される。また、悪性リンパ腫のエピジェネチックな制御機構の一端を解明し、新規治療法開発の可能性を示唆した。

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公開日: 2020-03-30  

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