研究成果の概要 |
本研究の目的は「東日本大震災後の夫婦は、生活習慣および疾患を共有しているか」を検証することである。本研究では東北メディカル・メガバンク事業地域住民コホート調査のデータを用いた。 調査参加者約50,000名の情報からデータベースを構築し、5,758組の夫婦を同定して解析を行った。夫婦の平均年齢(標準偏差)は夫で63.2(10.5)歳、妻で60.4(10.2)歳であった。塩分摂取に関する食習慣を夫婦で共有しており、年齢階級により食習慣の一致度が異なっていることが明らかになった。配偶者が生活習慣病を持たない場合に対し、配偶者がそれらを有すると疾患を有するリスクは有意に高いことが明らかになった。
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