研究課題/領域番号 |
16K09153
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
松本 珠実 国立保健医療科学院, その他部局等, 客員研究員 (00758469)
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研究分担者 |
種田 憲一郎 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (10399454)
森永 裕美子 香川大学, 医学部, 教授 (50756591)
川崎 千恵 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (80648212)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 児童虐待 / 高齢者虐待 / 事例分析法 / Root Cause Analysis / 疲弊 |
研究成果の概要 |
全国の市・区役所(973か所)で児童虐待及び高齢者虐待への対応をしている実務者を対象にアンケートを実施し、児童虐待の事例検討に関する課題を高齢者虐待の事例検討との比較により明らかにした。また、児童虐待対応を行っている自治体職員の疲弊をMBI-GSで測定し、疲弊の高い職員の特徴について明らかにした。 上記の課題解決を図るためにRoot Cause Analysisを活用した事例分析方法及び事例検討様式を開発した。これらは「Root Case Analysis を活用した虐待事例分析法実践ガイド」としてテキスト化し、実践現場での活用を広めた。
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自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、児童虐待対応に従事している職員の疲弊は質的研究により指摘されていたが、本研究では量的研究として、実際に疲弊の程度が高いこと、疲弊の高い職員の特徴として、事務職員より専門職であること、係員より係長職であることなどを明らかにした。 また、虐待事例に特化した事例分析法として、施策化につながり地域に応じた解決策が検討できること、事例検討参加者の経験知を学ぶOn the Job Trainingとして適していることなどの特徴を有する方法を開発した。
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