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2019 年度 研究成果報告書

糖尿病患者自己管理支援システムの画像処理技術による食事評価と栄養指導の実践

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09163
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病院・医療管理学
研究機関東京大学

研究代表者

林 亜紀  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (00381632)

研究分担者 木村 滋子  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (50382437)
脇 嘉代  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70505891)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード糖尿病 / 生活習慣 / ICT / 自己管理支援 / 食事画像 / 健康度推定
研究成果の概要

食品のカテゴリの栄養素を評価するのではなく、食事全体の健康度を評価するシステムを考案した。新しく考案したシステムを使って食事画像から作成した健康度ランキングは、管理栄養士によるランキングとほぼ一致した。
食物繊維(DF)摂取量はカリウム(K)摂取量と正の相関関係にあり、Kの大半は尿中に排泄される。そこで尿中ナトリウムカリウム(Na/K)比に着目し、尿中Na/K比がDF摂取量の指標としての有用性を評価した。尿中Na/K比はDF摂取量と有意な負の相関を示し、食塩摂取量とは相関関係を認めなかったことから、尿中Na/K比はDF摂取量の指標として有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くの糖尿病患者による糖尿病患者自己管理支援システムDialBetics(ダイアルベティックス)の長期的な利用継続のための最大の課題は、食事内容登録である。現状の選択登録(利用者が個々のメニューをリストから選択する)は利用者の負担が大きい。今回、食事全体の健康度を総合的に評価するシステムを開発した。今後は実用化に向けて、食事評価の精度の向上・効率化を行う予定である。
尿中ナトリウム/カリウム(Na/K)比は食物繊維摂取量の指標として有用である可能性が示唆された。今後はサンプル数を増やし、食物繊維摂取量と食塩摂取量について様々なパターンの食事摂取時の尿中Na/K比についても検討予定である。

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公開日: 2021-02-19  

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