ラット神経障害性痛モデル作製し、3群にわけ、プレガバリン6 mg/kg、 12 mg/kg を、0.5 mLの生理食塩水(生食)で溶解し、対照群は生食0.5 mLを注腸投与した。投与30、60、120分後に行動解析を行った。機械刺激に対する逃避閾値測定と、自発痛の観察として、両足圧力差痛覚測定装置を用いて体重比を測定した。 投与120 分後の機械刺激に対する逃避閾値は、対照群に比して有意に上昇し、患側・健側の体重比、全体重に占める患側の体重比は、投与60分後に対照に比して12 mg/kg群で有意に上昇した。以上よりプレガバリンの注腸投与は神経障害性痛を改善することが示唆された。
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