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2018 年度 研究成果報告書

マイクロRNAによる心不全病態形成の分子機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K09504
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関熊本大学

研究代表者

宮田 敬士  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任准教授 (50398228)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード心不全 / 運動 / miR-221 / miR-222
研究成果の概要

近年、運動誘導性miRNAが報告されているが、その心保護作用について明らかになっていない。本研究では、運動負荷モデルマウスにおいて血中及び心臓でのmiR-221及びmiR-222の明らかな発現上昇を認めた。また心不全病態モデルマウスにおいて心臓でのmiR-221及びmiR-222の明らかな発現上昇を認めた。さらに、心筋特異的miR-221/222欠損マウスを用いた心不全病態モデルの作製、検討を行い、心臓におけるmiR-221及びmiR-222の心保護作用を明らかにした。運動により発現誘導されるmiR-221及びmiR-222により心不全病態進展が抑制される可能性が示唆された。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では運動によって誘導されるmiR-221及びmiR-222が心不全病態形成において心保護作用を示すこと、さらにその標的遺伝子を同定し、新たな心不全発症病態の分子機構を見出した。運動により産生・分泌されるmiR-221及びmiR-222の運動による組織部位だけでなく時間的な発現パターンを含めた分子機構が解明されれば、運動由来のmiRNAの心保護作用の観点からヒト心不全の新規予防・治療法開発に繋がる基盤研究となり大きく期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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