研究課題/領域番号 |
16K09580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平田 陽彦 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (30546867)
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研究分担者 |
武田 吉人 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40452388)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | エクソソーム / 肺線維症 / バイオマーカー / プロテオミクス |
研究成果の概要 |
肺線維症モデルマウスの血清エクソソームの定量プロテオミクスを用いて、診断だけでなく病態解明や治療に役立つ疾患特異的BMを探索した。 我々は、マウス血清エクソソームから697個のタンパクを同定し、その中には線維化との関連が考えられるものもみられた。そして、線維化モデルマウス群で3倍以上増加がみられた82個のタンパクを線維化のBM候補として挙げた。さらに、線維化の程度と正に相関がみられたものが21個あった。また、これらのBM候補タンパクが線維化病巣で増加していることを免疫染色で確認した。今後は、マウス・ヒト検体でさらなる検証を進めていく予定である。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特発性肺線維症は予後不良の疾患であり、遺伝的素因に外的要因が加わることで発症する複雑かつ多様な為、診断・治療・新薬開発に役立つ特異性の高いバイオマーカー(BM)の開発が求められている。 種々の細胞が分泌するエクソソーム(小胞)は、新たな細胞間・臓器間のコミュニケーション手段として病態形成・診断・治療応用から注目されている。本研究目的は、最新のタンパク解析技術を用いて、血清エクソソームから肺線維症に特異的なBMを探す。
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