研究課題/領域番号 |
16K09790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
池脇 克則 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 教授 (40287199)
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研究分担者 |
塩谷 一紗 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 内科学, 助教 (20773641)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | シトステロール血症 / アポ蛋白B / LDL / 安定同位体 / トレーサー |
研究成果の概要 |
本研究では3名のシトステ ロールホモ接合体患者に安定同位体を使ったトレーサー実験を実施した。その結果、VLDL, IDLアポ蛋白B代謝は健常対照者と有意な差を認めなかったが、LDL apoB濃度が高く(86.5±5.8 vs 74.6±8.5 mg/dl, p=0.06)、異化速度が有意に遅延していた (FCR 0.300±0.05 vs 0.42±0.06poos/day, p=0.026)、一方、産生速度に有意差は認めなった。以上から、シトステロール血症ではLDLの異化障害が存在することか明らかになった。
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自由記述の分野 |
脂質代謝、動脈硬化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シトステロール血症は平成27年難病してされ、国としても病態解明に注力している疾患である。本研究は、世界で初めての試みで、シトステロール血症でLDLの代謝障害があることを見いだした。今後、この知見に基づいた治療への展開が期待される。
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