研究課題/領域番号 |
16K09945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
北沢 貴利 帝京大学, 医学部, 准教授 (90505900)
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研究分担者 |
下川 智樹 帝京大学, 医学部, 教授 (30599270)
上妻 謙 帝京大学, 医学部, 教授 (90365940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 感染性心内膜炎 / バイオマーカー / endocan |
研究成果の概要 |
感染性心内膜炎において、C-関連タンパク(CRP)、プロカルシトニン(PCT)など既存のバイオマーカーは、予後評価、治療の方向性の決定に直結しにくい。本研究では、新規感染症バイオマーカーであるendocanが既存のバイオマーカーと比べて治療評価マーカーとして有効か否かを検討した。治療経過中、血清endocan濃度は従来のCRP、PCTに比べ緩やかに減少した。カットオフを0.7ng/mLとすると治療時には達成率は0%、28日後は85.7%で、早期の陰性化率が高いPCT、終了時の陰性化が低いCRPと比べ有用である可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
感染症
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感染性心内膜炎では、抗菌薬による治療治療が必要であり、その治療評価を客観的に判断するバイオマーカーが確立していなかった。Endocanの経過の中で緩やかに減少する特性を治療評価マーカーに応用することで、炎症の早期陰性化した症例や発熱が持続している症例など、治療期間の定めにくい症例においても適正に治療期間を設定できる可能性を示唆する。
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