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2019 年度 研究成果報告書

新生児血栓症における血小板―好中球凝集体とMMP-9の関連性の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関九州大学 (2017-2019)
山口大学 (2016)

研究代表者

楠田 剛  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90710533)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード血小板-好中球凝集体 / 早産児 / 極低出生体重児 / 血栓症
研究成果の概要

極低出生体重児の血小板好中球凝集体を測定した。49人がエントリーされ明らかな血栓症症状を示す児はいなかった。退院時の頭部MRI検査で頭蓋内出血を認めた症例が12例 (27.2%)あり、日齢0/日齢3の血小板好中球凝集体の値と統計学的有意差はなかったが関連する傾向があった。また、経皮的中心静脈カテーテルの挿入期間、PDAの閉鎖時期、未熟児網膜症との関連はなかった。母体の絨毛膜羊膜炎と日齢7の血小板好中球凝集体は有意差をもって関連性を認めた。MMP-9のELISAは更に症例を積み重ねて施行するが測定する準備は整っている。

自由記述の分野

新生児

研究成果の学術的意義や社会的意義

新生児で血小板好中球凝集体と血栓症との関連を初めて検討した。日齢0並びに日齢3の検体と退院時の頭部MRI検査にて頭蓋内出血を認めた症例と一部関連を認めた。血栓症に伴う頭蓋内出血の可能性がある。超音波検査で頭蓋内の検査はできるがその範囲は限定的である。また母体絨毛膜羊膜炎との関連も示された。生後早期の検体を用いて血栓症発症のリスクを考慮することができる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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