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2018 年度 研究成果報告書

新規リンパシンチグラフィックパラメーターに基づく非侵襲的皮膚癌転移診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10274
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

藤原 雅雄  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (40456554)

研究分担者 阪原 晴海  浜松医科大学, 医学部, 教授 (10187031)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードセンチネルリンパ節 / 皮膚癌 / 転移 / lymphoscintigraphy / 悪性黒色腫
研究成果の概要

今回の研究期間で、新たに28例の悪性黒色腫、32例の有棘細胞癌、9例の乳房外Paget病、3例のメルケル細胞癌、2例のエクリン汗孔癌、1例のアポクリン腺癌、1例のsyringomatous carcinomaを経験した。転移陽性例の割合が、悪性黒色腫が29%、有棘細胞癌が3%、乳房外Paget病が33%であった。リンパ流速度に基づく新規パラメーター(lymphatic transit rate:LTR)を考案した。転移陽性例では、リンパ流速度上昇やリンパ管増生に伴ってLTR値が上昇すると考えられた。四肢悪性黒色腫でのリンパ節転移予測においてLTRは有用であった。

自由記述の分野

皮膚癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍誘導によるリンパ流変化に関して、マウス悪性黒色腫リンパ節転移陽性例では、腫瘍からリンパ節へ向かうリンパ流速度・リンパ流量が増加することが明らかにされた(Tumor-induced lymph drainage)。私達は上記の腫瘍誘導によるリンパ流変化を画像で捉えて皮膚癌の転移診断につなげる方法を発案した。即ち、LTRという画像に基づくパラメーターは、Tumor-induced lymph drainageという概念を皮膚癌の転移診断に用いたものである。画像によって転移陰性が推測できれば、リンパ節転移を調べる目的のセンチネルリンパ節摘出手術を減らすことが可能となる。

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公開日: 2020-03-30  

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