dual-energy CT(DECT)で撮像された臨床例を後方視的に収集し、平衡相のデータからヨード密度画像を作成し、細胞外液容積比(ECV)を計算した。それをMRエラストグラフィによる肝硬度(n=42)、もしくは病理学的線維化指標(Fgrade)(n=28)と相関させた。その際、従来のヨード-水密度画像に代わってヨード-血液密度画像を、血液プールとして大動脈に代わって下大静脈(IVC)を用いることを新たに考案した。結果、下大静脈を血液プールとしたヨード-血液密度画像によるECVが最も正確にMREによる肝硬度、病理学的線維化程度F-gradeと相関し、良好な結果が得られた。
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