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2018 年度 研究成果報告書

大きく不定形な末梢領域動脈瘤に対する機能温存と無再発をめざす経済的塞栓術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10355
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

廣川 直樹  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30404718)

研究分担者 宇佐見 陽子  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (20572530)
奥田 洋輝  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40753140)
斉藤 正人  札幌医科大学, 医学部, 助教 (70551109)
小塚 陽介  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50808160)
大谷 緋美  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10808158)
研究協力者 野口 朋紀  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードコイル塞栓 / 低塞栓率 / 生物学的効果 / 物理学的効果 / 臨床成績 / 経済的 / 無再発 / 機能温存
研究成果の概要

我々は末梢動脈瘤に対する経済的で再発しないコイル塞栓術を開発した。
末梢動脈瘤は大きく不定形が多い。動脈瘤は一般的にコイル塞栓術で治療されるが、根治的には多数のコイルが必要で医療財政を逼迫する。本研究では、少ないコイル数でも機能温存と再発防止を目的とした経済的コイル塞栓術の開発を目指して、各種コイルの生物学的効果、物理的強度、実際の臨床成績について検討した。無再発を導きうるコイルの種類と強度が生物学的および物理的に導かれ、30動脈瘤が実際に少数の当該コイルで塞栓された。0.5から3年の追跡期間で再発はなかった。
本研究は末梢動脈瘤に対するコイル塞栓術の基本的概念を変えるかもしれない。

自由記述の分野

Interventional Radiology

研究成果の学術的意義や社会的意義

通常、コイル塞栓では再発を防ぐために多くコイルが使用される。また、コイル選択、塞栓方法、塞栓率は術者ごとに異なり、科学的根拠のあるものではない。本研究において、初めて生物学的、物理学的、臨床的に証明された新しい末梢動脈瘤コイル塞栓法が開発され、塞栓方法の基準点が形成された。
本研究で開発された「無再発・機能温存・経済的塞栓の並立を目指す末梢動脈瘤塞栓法」では、適応拡大や医療コストの低減化が見込める。さらに、手技のエンドポイントの明確化、手技時間の短縮化から被曝量を減少させ得る。また、再発回避の可能性が高まることから、治療後の観察間隔を短縮させ得る。

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公開日: 2020-03-30  

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