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2018 年度 研究成果報告書

乳癌診療情報と基礎解析の統合データベースを用いた診療支援ツール開発に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10455
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関京都大学

研究代表者

高田 正泰  京都大学, 医学研究科, 助教 (50452363)

研究分担者 杉本 昌弘  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (30458963)
研究協力者 川田 有希子  
仙田 典子  
西村 友美  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード乳腺外科学
研究成果の概要

Webを介し多施設から診療データを収集・管理するデータベースを開発した。10540例の乳癌診療データとそれに紐付けされた4021例分の生体試料を収集した。このリソースを用いて、乳癌発症と関連する病的胚細胞変異の探索と乳癌リスクモデルの構築、および、HER2陽性乳癌の術後再発および脳転移の発現を予測するモデルの構築を行った。
また、患者由来ゼノグラフトを作成し、HER3陽性乳癌に対する抗HER3抗体の抗腫瘍効果を検討した。

自由記述の分野

医歯薬学, 外科系臨床医学, 外科学一般

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で構築した診療情報と生体試料を統合して管理するシステムにより、基礎研究から得られるデータと診療データとの統合解析が迅速・容易となる。本研究により本邦における乳癌と関連する病的胚細胞変異の頻度が明らかとなり、臨床情報と統合することで病的変異保有リスクや乳癌発症リスクの予測が可能となるかもしれない。また、HER2陽性乳癌の個々の症例における再発・脳転移発症リスクの予測が可能となることで、治療最適化が進められる。
発症頻度の比較的低い病態に対しては、患者由来ゼノグラフトを用いて治療反応性を検討することで、治療最適化に繋がると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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