研究成果の概要 |
蛍光肝転移ALPPSモデルを作製し、切除予定肝(DL)内、ならびに残存予定肝(FLR)内の転移巣を経時的に観察、測定した結果、門脈結紮群・ALPPS群はコントロール群と比較し、DL内では早期の転移増大はなく、晩期(Day9, 12)に有意に転移増大が生じた。一方、FLR内の転移巣の増大は、各群で有意差を認めなかった。また、DL, FLR内のgrowth factor, cytokineの変化は、TNF-α、TGF-βはDL, FLRにいずれにおいてもALPPS群で早期(Day1)に上昇していたが、HGFはFLRにおいてのみ、ALPPS群で有意に上昇していた。
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