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2018 年度 研究成果報告書

軽症頭部外傷における器質的損傷と機能的予後予測への血清バイオマーカーの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10725
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関山口大学

研究代表者

末廣 栄一  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10363110)

研究分担者 鈴木 倫保  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80196873)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード軽症頭部外傷 / 血清バイオマーカー / Dダイマー / 組織因子 / 高次脳機能
研究成果の概要

頭部CTにて脳損傷を伴う患者では、初診時の血清D-dimer値が有意に上昇し、カットオフ値を1.7 μg/mlとすると、高い感度と特異度を示した。つまり、脳損傷ありと診断する補助としてD-dimer値の測定は有用であった。また、この値は、NSEと有意な相関を認め脳損傷の程度を示していることが示唆された。同様に組織因子とも相関を認めており、D-dimer値の上昇に組織因子が関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

神経外傷

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭部外傷における脳損傷の程度を血清D-dimer値の測定にて数値化することが可能となった。また、組織因子による上昇機序を示すことにより信用性も増した。D-dimerの測定は、日本では日常的に可能な検査である。中枢神経領域の診察や画像診断は、非専門医にとっては、苦手意識もあり敬遠されがちである。D-dimerの測定は、非専門医にとっても頭部外傷の診断が容易に可能となるtoolと成り得る。

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公開日: 2020-03-30  

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