研究課題/領域番号 |
16K10757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山崎 文之 広島大学, 病院(医), 講師 (60444692)
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研究分担者 |
杉山 一彦 広島大学, 病院(医), 教授 (30243554)
栗栖 薫 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 教授 (70201473)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | glioblastoma / brain metastasis / tumefactive lesion / brain abscess / histogram analysis / VEGF / radiomics / radiogenomics |
研究成果の概要 |
脳内病変のprofile analysisを行うためのソフトウエアを開発した。膠芽腫に特徴的なヒストグラムのprofile patternを見出した。また、造影部周囲に拡散強調画像で明瞭な高信号を呈する所見は膠芽腫に特異的かつ予後不良因子であることを報告した。Bevacizumabは嚢胞を有する悪性脳腫瘍に有効であること、画像反応と無関係に視路グリオーマの視野を改善することを報告した。多中心性グリオーマの発生はIDH1の遺伝子変異と無関係に起こること、diffuse midline gliomaの予後因子としてのEZH2を報告した。胚腫、小児及び成人の後頭蓋窩腫瘍の鑑別診断法を確立した。
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自由記述の分野 |
脳神経外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性脳腫瘍の術前診断は、手術において生検術を選択すべきか摘出術を選択すべきか、または手術ではなく放射線治療を選択すべきか、化学療法を選択すべきか、これらの意思決定に重要な役割を担っている。すなわち、悪性脳腫瘍の診断精度の向上は臨床上極めて意義が高く、学術的、社会的意義が大きいと言える。今回、膠芽腫の正確な診断法、予後推定法と、成人及び小児の後頭蓋窩腫瘍の鑑別診断法を確立したことと、germinomaの新規診断法を確立したことの医学的意義は極めて大きい。
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