チタン製インプラントの形状と骨再生の関係につき、in vitroとin vivoで研究を行った。in vivo実験では様々なサイズのメッシュ孔を穿った6-4チタン製プレートを人工体液中に1週間浸漬し、表面の結晶の析出・X線回折による同定を行い、骨誘導能を評価した。また、同様のチタンプレートをビーグル犬の頭頂骨、腸骨に移植してCTでフォローし、3か月後にプレートを骨ごと摘出し、視診・触診・高解像度CT・走査電顕により骨再生を評価した。その結果、最も骨再生を促進するメッシュ孔は直径2mm前後であり、今後のインプラント開発に応用できると考えられた。
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