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2018 年度 研究成果報告書

脊柱靭帯骨化症患者における骨代謝動態の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10815
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関富山大学

研究代表者

川口 善治  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (00262527)

研究分担者 北島 勲  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50214797)
箭原 康人  富山大学, 附属病院, 医員 (60456390)
研究協力者 安田 剛敏  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード脊椎脊髄病学 / 脊柱靭帯骨化症 / 骨化関連因子
研究成果の概要

脊柱靭帯骨化症の病因を検討すべく、バイオマーカーに注目した。その結果、脊柱靱帯骨化症患者では高感度CRP値は高値であり、骨化巣の伸展と高感度CRP値が正の相関関係があった。すなわち骨化巣の形成と伸展には炎症が関わっている。また脊柱靱帯骨化症患者では血中リン値が低値を示し、全脊椎の骨化巣の広がりと負の相関を認めた。さらにリンの代謝に関わる血中FGF-23が脊柱靱帯骨化症患者で高値であることを突き止めた。以上の知見を基にこれまで行われていた脊柱靭帯骨化症におけるバイオマーカーの文献を整理し、レビュー論文としてまとめた。これらの一連の研究は脊柱靭帯骨化症の病因を探る上で重要であると考えられた。

自由記述の分野

脊椎脊髄病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脊柱靭帯骨化症は原因不明の疾患である。本研究はこの病因についてバイオマーカーを用いて検討し、以下の2つの知見を得た。1)脊柱靭帯骨化には炎症が関与し、特に骨化巣の伸展と正の相関があること、2)脊柱靭帯骨化では血清リン値が低下し、骨化巣の広がりと負の相関があること。またこれらのデータを基に文献的にレビューを行い、脊柱靭帯骨化症に関わるバイオマーカーを調べまとめた。以上の結果は脊柱靭帯骨化症の病因の解明のみならず、治療の糸口を探るために重要であると考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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