研究成果の概要 |
PBR(末梢性ベンゾジアゼピン受容体)の動態と起原を検討し、PETによるニューロイメージングの可能性を検討した。 急性脊髄損傷モデルにおける免疫染色では、PBRはCD11b, Iba-1とはmergeしたが、GFAPやNeurN,CC1,GFP陽性細胞とのmergeはほとんどみられなかった。PBRは主に脊髄由来の活性化ミクログリアに発現することが示唆された。また、[11C]-PK11195では損傷後4日後に優位な集積を認めた。PBRは活性化ミクログリアに特異的に発現する傾向があり、[11C]-PK11195を用いたPETにて活性化ミクログリアの動態を可視化できる可能性が示唆された。
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