脊椎脊髄外科領域において脊椎固定術は最も頻繁に施行されている手技である。しかしながら、様々な治療法の進歩にかかわらず、いまだ、その骨癒合率は満足できるものではなく、偽関節率は5-43%と報告されている。Carbon Nanotubeは再生医療における足場材料として注目されている。当大学で開発されたExfolitated Carbon Nanofiber(ExCNF)は、活性端を通常のCarbon Nanotubeより多く有するために骨形成において、さらなる有効性が期待されている。我々の研究ではExCNFと少量のBMPを用いることで脊椎固定術の骨癒合率の向上が認められた。
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