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2018 年度 研究成果報告書

神経筋接合部保持が神経機能再生にもたらす効果とその利用法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10853
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

大西 哲朗  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (70759927)

研究分担者 建部 将広  名古屋大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (60420379)
栗本 秀  名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (70597856)
平田 仁  名古屋大学, 予防早期医療創成センター(医), 教授 (80173243)
山本 美知郎  名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (90528829)
岩月 克之  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90635567)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード神経筋接合部 / アグリン
研究成果の概要

脱神経後の神経筋接合部に対するagrinの作用を調査した。
Agrin deficient mouseを用いてagrin量の減少が脱神経後の神経筋接合部に与える影響についてwild type mouseと比較検討した。Agrin deficient mouseにおいて脱神経後の神経筋接合部の変性がより高度であることが認められた。次にagrinと生理食塩水を脱神経後の筋肉に局所投与しその効果の違いについて比較検討した。Agrinの局所投与群で神経筋接合部の変性が軽度であることが示された。

自由記述の分野

末梢神経

研究成果の学術的意義や社会的意義

成人の神経損傷の場合、神経縫合や神経移植など手術治療を行なっても、損傷前の筋力、巧緻性を再獲得する事は困難な事が多い。特に近位部の損傷の場合、支配筋までの距離が長く十分な運動機能回復が見込めない。神経損傷後の機能回復に影響を与える因子の一つに損傷部と支配筋の距離が長く、再生軸索が筋を再支配するまでの間に神経筋接合部の退行変性などにより、再生軸索が到達しても機能回復できないためである。この神経筋接合部の退行変性を防ぐことができれば、神経機能回復の成績を向上させることができる可能性がある。本研究が示したagrinによる神経筋接合部保持は意義が大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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