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2018 年度 研究成果報告書

腫瘍微小環境調整因子併用による抗腫瘍治療薬効果改善法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10855
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関三重大学

研究代表者

松原 孝夫  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (30422827)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード医学 / 腫瘍学 / Carbonic Anhydrase 9 / アクリジンオレンジ / 放射線治療 / 光線力学的療法 / 骨肉腫 / 腫瘍微小環境
研究成果の概要

腫瘍特異的微小環境を制御する因子のモノクローナル抗体ないし阻害剤を併用して、腫瘍特異的微小環境を意図的に変化させ、従来の抗がん剤治療効果が、もっとも期待できる環境を再現し、より高い抗腫瘍効果をもたらす治療法を確立する実験計画を考案した結果、放射線耐性株の樹立は困難であり、放射線治療に対する効率的な治療法の確率は困難であったが、放射線治療耐性と同様の耐性を有するとされる低酸素環境下で、Carbonic anhydrase9は、転移および腫瘍浸潤抑制効果を示し、従来の抗がん剤、放射線治療や、光線力学的療法と併用することで、腫瘍微小環境をコントロールし、高い抗腫瘍効果を発揮すると予想された。

自由記述の分野

医学 腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の悪性腫瘍に対する治療法は、その腫瘍環境により、同じ腫瘍タイプでも、有効であったり、無効であったりと、個々に抗腫瘍効果に差が出ていたが、この腫瘍環境を調整する因子を追加することで、より高い治療効果が期待でき、しかも高価な薬剤でないため、社会的経済効果も十分に期待できるところに、学術的・社会的意義があると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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