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2018 年度 研究成果報告書

足・膝の比較による関節軟骨のホメオスタシスと変性の分子機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10888
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関東京大学

研究代表者

松本 卓巳  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70436468)

研究分担者 齋藤 琢  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30456107)
岡田 慶太  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50759173)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード足関節 / 膝関節 / 変形性関節症 / 軟骨代謝
研究成果の概要

足関節は膝関節と比較して変形性関節症を来しにくい事が知られているが、そのメカニズムは解明されていない。本研究は足・膝関節軟骨の分子生物学的特性を比較することによって関節軟骨の変性メカニズムを解明し新しい治療に役立てようとするものである。マウスとヒトの足・膝関節軟骨の遺伝子プロファイルを解析し足関節にのみ多く発現する候補遺伝子を絞り込んだ。候補遺伝子を軟骨特異的に欠失させるマウスを作成し独自に開発したマウス変形性関節症モデルを作成したしたところ候補遺伝子が軟骨の変性に深く関わっていることが判明した。次に関節軟骨最表層に注目し候補遺伝子の動態を解析したところ足と膝では全く異なる動態を示していた。

自由記述の分野

軟骨代謝、変形性関節症、整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は従来の膝関節にのみ注目していた研究とは異なり、同生体の異なる関節の特異性を比較することにより得られる知見から変形性関節症の治療に繋げようとする画期的な研究である。同研究は同一個体の異なる細胞の情報をもとに行う治療であることから、昨今の医学の流れを大きく変えたiPS細胞を用いた再生医療に繋がる研究であり、まさにこの分野で世界をリードする日本であるからこそいち早く研究基盤を確立する必要があると考えている。本研究の一部の成果は第5回日本足の外科学会学術奨励賞を受賞、2018年日本足の外科学会学術集会で発表され高い評価を受けている。

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公開日: 2020-03-30  

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