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2019 年度 研究成果報告書

淋菌株の宿主応答における株間の多様性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11061
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

志牟田 健  国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究官 (40370960)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード性感染症 / 淋菌感染症
研究成果の概要

淋菌感染症の原因菌である淋菌株個々の宿主に対する反応性の差異について検討を行った。同じ遺伝子型を持つ淋菌株を同一集団とし、本邦で近年分離された株より優先株として5つの系統を決定した。この系統間の違いについて確認を行った。いくつかの液体培養条件下での、菌株の増殖様式を調べたところ、BHI培地を用いた条件ではMLST7359の系統に属する菌株は他の集団に属する菌株とは異なるパターンを示した。培養細胞に対する細胞接着性、宿主細胞の炎症反応に影響を与えるLOS の発現パターンについて確認したところ、淋菌株間に差異が見られたが、系統に依存した差異は見られなかった。

自由記述の分野

感染症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題の対象となる淋菌株の本邦における状況を明らかにするために、分離株の遺伝子型(MLST型)を決定した。その結果、短期間において流行株の変化が起きていることが分かった。適切な淋菌感染症における治療指針を策定するには、その時代に則したものが必要であり、そのためには対象となる分離株の最新の性状を把握することが重要であり、今回得られた情報はその策定を行う上で貢献できるものと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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