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2018 年度 研究成果報告書

胎児心電図装置を応用した胎児脳機能発達異常検出法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11079
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関東北大学

研究代表者

西郡 秀和  東北大学, 大学病院, 准教授 (40453310)

研究分担者 大塩 清佳  東北大学, 大学病院, 特任助手 (00769739)
木村 芳孝  東北大学, 医学系研究科, 教授 (40261622)
研究協力者 伊藤 拓哉  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード胎児心電図 / 有精卵 / マウス / 神経発達異常
研究成果の概要

有精卵の実験において、交感神経活性の指標である低周波数成分/高周波数成分(LF/HF)の比は、コントロール群と比較して甲状腺機能低下モデル:メチマゾール投与群は、有意に低下した。一方、母体ストレスモデル:グルココルチゾール群は、有意差はなかった。マウスの実験では、バルプロ酸群の胎仔は、LF/HFの比が有意に低下した。CAGE法を用いて、脳のmRNA発現レベルの検討を行った。コントロール群と比較し、各群は、数十種類の増減するmRNAを認めた。ヒトを対象とした検討では、甲状腺疾患、抗てんかん薬服用群および精神神経疾患合併妊婦を対象に胎児心電図測定の解析を行った。現在、これらの解析を行っている。

自由記述の分野

周産期医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有精卵とマウスを用いた動物実験から、甲状腺機能異常やバルプロ酸の影響を受けた(自閉症モデル)胎児の発達異常を、胎児心電図を用いて早期に発見できる可能性を示した。このことは、今後、甲状腺機能低下症や自閉症の胎児を早期に発見することでで、胎内での環境を改善して、神経発達障害の発症リスクの低下、あるいは障害の程度の軽減に向けたヒトへの臨床応用が期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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