研究成果の概要 |
ヒトiPS細胞から中間中胚葉を経てSCJに存在するリザーブ細胞モデルを作成した。このiPS細胞由来リザーブ細胞は、CK7, AGR2, CD63, MMP7などのSCJ markerを発現した。さらにiPS細胞由来リザーブ細胞を培養条件を変えると一部は扁平上皮に一部は腺上皮に分化した。さらにHPV16、HPV18遺伝子を導入したiPS細胞由来子宮頸癌幹細胞を樹立した。子宮頸癌の組織は初代培養することは困難であり、本研究で得られた知見に立脚し患者本人の子宮頸部細胞由来iPS細胞より子宮頸がんの癌幹細胞モデルを樹立しさらなる個別化医療への応用に繋げることができると考える。
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