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2018 年度 研究成果報告書

加齢性難聴になりにくいマウスを用いた感音難聴発症機序の解明と予防法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11170
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東北大学

研究代表者

鈴木 淳  東北大学, 大学病院, 助教 (80735895)

研究分担者 稲田 仁  東北大学, 医学系研究科, 講師 (60419893)
研究協力者 香取 幸夫  
大隅 典子  
染谷 慎一  
Liberman M. Charles  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードFabp7 / 加齢性難聴 / 蝸牛 / ω-3多価不飽和脂肪酸 / 遺伝子改変マウス / 感音難聴 / アストロサイト
研究成果の概要

本研究により、①アストロサイトのミトコンドリア機能に関する基礎的知見(呼吸活性の雌雄差や培養アストロサイトの高いβ酸化能力)、②内耳への遺伝子導入系の確立(成体マウスに対するアデノ随伴ウイルスの後半規管投与)、③遺伝子改変マウスの表現型を評価する際の注意点に関する知見(Cdh23遺伝子のpassenger gene問題)、④ω-3脂肪酸負荷が加齢性難聴の進行を抑制するというデータ(遺伝学的にω-3脂肪酸が体内に豊富に存在するFat-1マウスの解析)の入手が可能であった。

自由記述の分野

耳科学・聴覚医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感音難聴は主に内耳の蝸牛の障害で生じる聴覚障害であり、加齢性難聴や音響性聴覚障害(音響外傷・騒音性難聴等)が代表的である。感音難聴の発症メカニズムの多くは未だ不明であり、有効な治療や予防法は確立されていない。本研究によって、①アストロサイトのミトコンドリア機能に関する基礎的データの入手、②内耳への遺伝子導入系の確立、③遺伝子改変マウスの表現型を評価する際の注意点に関する知見、④ω-3脂肪酸負荷が加齢性難聴の進行を抑制するというデータの入手が可能であった。本研究の成果により、感音難聴に対する研究が今後より進んでいくことが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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