研究成果の概要 |
最近では緑内障手術の分野においてもできるだけ小切開で手術が行われるようになってきた。従来の線維柱帯切開術と最近の線維柱帯切開術の術後3年間の成績を比較し、最近の小切開手術が従来の手術に比して大きな遜色のない結果であることを確認した。 術後成績を予測可能な遺伝因子を同定すべく、既知の緑内障関連遺伝子のうちTMCO1, CAV1/CAV2, CDKN2B-AS1, ABCA1, SIX1/SIX6, LOXL1について377例の線維柱帯切開術症例において術後成績との関連を検討した。しかし有意な結果を得られず、術後成績予測を一塩基多型をマーカーとして行うことは困難であると考えられた。
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