• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

多血小板血漿と脂肪由来幹細胞を利用した新しい乳房再建法確立の試み

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K11367
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 形成外科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

八木 俊路朗  鳥取大学, 医学部附属病院, 准教授 (00378192)

研究分担者 福岡 晃平  鳥取大学, 医学部附属病院, 医員 (40548781)
久留 一郎  鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60211504)
陶山 淑子  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (90448192)
森川 久未  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (90707217)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード脂肪組織由来幹細胞(ADSCs) / 多血小板血漿(PRP) / 血管新生 / 細胞増殖能 / 分化誘導能 / 下肢虚血モデル / 血流改善
研究成果の概要

これまで我々は乳癌に対する乳房温存術後の乳房変形に対し,脂肪組織由来幹細胞(ADSCs)を用いた研究を行ってきたが,注入脂肪組織の経時的な萎縮が問題となっていた.そこで,血管新生作用や各種の成長因子を多く含むことで知られる多血小板血漿(PRP)を用いて,ADSCの増殖能や分化に与える影響を検討した.至適濃度に希釈したPRPをADSCに添加すると細胞増殖能を持ち,顕微鏡下での細胞の形態観察や免疫染色において分化誘導能が示唆されたが,下肢虚血マウスモデルを用いた生体実験では,PRPを添加しないADSC単独投与群で最も血流改善が良好な結果となった.

自由記述の分野

形成外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脂肪組織由来幹細胞(ADSCs)と多血小板血漿(PRP)の併用投与により,ADSCの細胞増殖能や血管内皮細胞への分化誘導能があることを証明できた.一方,下肢虚血モデルマウスでの1ヶ月間の血流改善度の追跡評価では,我々の予想に反し併用投与よりもADSCs単独投与で良好なデータが得られた.
In vitro実験は5日間と短期的な追跡であったが,局所投与によるvivoの実験は1ヶ月と比較的長期の追跡であったため,この間にPRPの局在性が失われてしまった可能性などが予想された.

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi