研究成果の概要 |
唾液腺欠損を治療するために、全身性に低酸素応答を誘発させたPHD2ノックアウトマウスから得られた脂肪組織を使用して脂肪由来幹細胞を初代培養した。低酸素環境下の培養でも、タモキシフェン投与による低酸素応答ONの条件下でも、増殖能が有意に増加したことが確認された。 生体為害性がなく、薬物や成長因子、脂肪由来幹細胞を保持しつつ、適度な速度で吸収される足場を開発することとした。生体為害性のない、足場としてのatelocollagen /gelatin 複合体の作製に成功した。本研究成果は、 英文誌において発表した(Dental Materials Journal, 36, 429-437, 2017)。
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