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2018 年度 研究成果報告書

非晶質シリカ膜コーティングによるインプラントアバットメント表面の機能化

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11603
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

尾立 哲郎  長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70513167)

研究分担者 澤瀬 隆  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (80253681)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードインプラントアバットメント / インプラント周囲炎 / コラーゲン繊維
研究成果の概要

本研究では非晶質(アモルファス)シリカを表面に応用することで、歯肉線維芽細胞の接着とコラーゲン産生の向上、さらに抗菌性を併せ持つ新規機能性インプラントアバットメント表面の創生を目的とした。
ゾル-ゲル法にてジルコニア表面にアモルファスシリカコーティングを行い、ヒト歯肉線維芽細胞を培養したところ、コラーゲン遺伝子発現の増強を認めた。これにより周囲粘膜組織に存在する歯肉線維芽細胞の活性を向上し、コラーゲン繊維の増産を促すことが示唆される。

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

インプラント支持骨まで炎症が波及し骨吸収を起こしているインプラント周囲炎は、インプラント埋入患者の28~56%程度に認められると報告されており、インプラント失敗の最も大きな原因の1つである。
アバットメント表面にアモルファスシリカコーティングを行うことで、周囲粘膜組織に存在する歯肉線維芽細胞の活性を向上し、コラーゲン繊維の増産を促すことが示された。これは、インプラント周囲組織のバイオタイプを改善し、インプラント周囲炎防御に対して優位に働くことが考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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