研究課題/領域番号 |
16K11879
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小林 恒 弘前大学, 医学研究科, 教授 (50234860)
|
研究分担者 |
中路 重之 弘前大学, 医学研究科, 特任教授 (10192220)
乾 明成 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20746391)
沢田 かほり 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50624889)
高橋 一平 弘前大学, 医学研究科, 准教授 (70400132)
佐竹 杏奈 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (40791124)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | オーラルフレイル / フレイル / レッドコンプレックス / 歯周病菌 / 舌圧 / オーラルディアドコキネシス |
研究成果の概要 |
口腔機能の低下であるオーラルフレイルはフレイルの前駆症状とされる。本研究の目的は口腔内環境とフレイルの関係を明らかにすることを目的とした。対象群の455人中でフレイルの数は男性で176人中13人(7.3%)、女性は302人中37人(12.3%)であった。フレイルの発現には、歯数の減少と低舌圧が危険因子であり、滑舌機能(ODK)は関係していなかった。舌圧にはRed complex(歯周病菌群)が有意に相関しており、Red complexオーラルフレイルにおける重要な因子であることが判明した。
|
自由記述の分野 |
口腔外科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フレイルは加齢に伴う虚弱を意味し、要介護へ至る不可逆的状態である。そのためフレイルへ移行することを阻止することが重要である。口腔機能の低下であるオーラルフレイルは全身のフレイルの前駆症状であり口腔機能低下を知ることでフレイルの前段階で何らかの予防的介入が可能となる。また口腔機能低下と口腔内環境との関係を知ることはオーラルフレイルの予防が可能となるとともにフレイル予防にも繋がると考えられる。本研究から舌圧がフレイルと関連する要素であるとともに歯周病が有意に関係していることが明らかとなった。
|