研究課題/領域番号 |
16K12010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
川北 敬美 大阪医科大学, 看護学部, 講師 (50440897)
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研究分担者 |
道重 文子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (00274267)
勝山 貴美子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
撫養 真紀子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60611423)
原 明子 大阪医科大学, 看護学部, 助教 (70585489)
青山 ヒフミ 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80295740)
土肥 美子 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (10632747)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 短時間勤務制度 / 看護師 / 看護管理者 |
研究成果の概要 |
短時間勤務制度を利用して働く看護師(以下、時短看護師)の実態調査をした結果、病院機能によって、業務内容や超過勤務に差があった。急性期病院で働く看護師は、患者の状況によって変化する業務が多く、勤務時間を超過することもあり、時短制度が成立していない現状が見出された。 先駆的に短時間勤務制度を導入し、モデル病院となっている一般急性期病院2施設の時短看護師、師長、看護部長より時短勤務における工夫や課題について調査を行った結果、時短看護師の仕事と家庭のバランスが取れる範囲というキャリアニーズをくみつつ、看護管理者は、彼らの強みを生かす業務内容や体制整備を行っていた。
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自由記述の分野 |
看護管理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2009年の改正育児介護休業法で制度化された短時間勤務制度は、補助金など国の強力なインセンティブにより、またたくまに広がった。その結果、制度利用者が多数となり、フルタイム勤務者への負担増、夜勤者の確保など多くの問題が挙げられている。本研究により、それぞれのベッド機能に合わせた制度整備の必要性、短時間勤務者の強みを生かす看護管理者の工夫を明らかにすることができ、混沌としている短時間勤務制度に一定の示唆を与えることができた。
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