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2023 年度 研究成果報告書

NICU入院児を持つ褥婦への足湯による乳頭・乳輪の状態の定量化と搾乳に及ぼす効果

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12120
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生涯発達看護学
研究機関一宮研伸大学 (2023)
愛知医科大学 (2016-2022)

研究代表者

小島 徳子  一宮研伸大学, 看護学部, 准教授 (40717922)

研究分担者 米田 雅彦  愛知県立大学, 看護学部, 名誉教授 (80201086)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2024-03-31
キーワード足湯 / 褥婦 / 母子分離 / NICU入院児 / 乳頭・乳輪 / 搾乳 / 母乳育児 / 乳汁分泌
研究成果の概要

児がNICUに入院している褥婦は、直接授乳の開始まで長期間にわたり、搾乳により乳汁分泌を維持することが余儀なくされる。本研究では、NICU入院児をもつ褥婦への足湯による乳頭・乳輪・乳房の状態変化を定性および定量的に評価する手法を確立するとともに、搾乳に及ぼす効果の分析を目的とした。
実験群は、足湯により血管の拡張、血流量の増加が起こり、皮膚温が有意に上昇した。乳輪の硬さ[皮膚硬度]の低下や伸び[皮膚ひずみ]の上昇を示した。加えて、硬結がみられなかったこと、介入中に乳汁分泌がみられたことから、足湯はうつ乳を抑制する効果も有していることが考えられた。

自由記述の分野

生涯発達看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

皮膚の伸び[皮膚ひずみ]について、2群は異なるパターンを示した。統制群は搾乳指導の前後に上昇(伸び)を示したが、実験群は産褥2~3日目に平行、下降(縮み)、上昇(伸び)がそれぞれに認められた。このことは、実験群における介入中の乳汁分泌によって乳房を「空」にすることにつながることが、伸び[皮膚ひずみ]に影響を及ぼしていると考えられる。
実験群は統制群と比べて、乳頭および乳輪が伸び、かつ柔らかくなる結果が得られた。搾乳において、乳頭や乳輪が容易に圧迫できる状態へと変化し、乳汁分泌を維持し、搾乳の継続に効果があると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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