研究課題/領域番号 |
16K12130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
三上 由美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (60760113)
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研究分担者 |
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
楠見 ひとみ 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (40782222)
菊原 美緒 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (80761915)
内野 小百合 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (90758757)
坂本 めぐみ 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (50279577)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 夫婦 / 育児 / パートナーシップ |
研究成果の概要 |
初めて親となる夫婦が関係を良好に保ちながら共に子育てに取り組むパートナーシップを促進するための対面形式での情報提供プログラムの開発を目的とした。妊娠期女性300名に妊娠期と産後5か月の2回web調査への協力を依頼し、有効回答が得られた206名の結果から、夫婦関係満足の尺度の得点が産後に低下していることを確認した。また、全国市区町村母子健康包括支援センターへのweb調査では、「パートナーとの関係」についての情報提供が半数に満たない現状が明らかになった。対面でのプログラムや調査の計画を見直す必要があったため、これらの調査結果及び文献から、地域等の健康教育でも活用しやすい情報提供シートを作成した。
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自由記述の分野 |
母性看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
夫婦が初めての子を持つ時期は、関係の再構築と、親役割の修得という発達課題に適応する必要がある。しかしこの時期は夫婦間の葛藤が生じやすく、そのことが親への適応プロセスに影響し、親の心身の健康問題、親役割機能不全、子の心理社会的な発達への悪影響や子ども虐待の背景要因ともなる。そのため、夫婦関係を良好に保ちながら共に子育てに取り組む“パートナーシップ”を促進し、親役割移行を支援することは、夫婦の問題にとどまらず、家族と子の健全な成長発達にとって重要である。本研究では、初めて親となる夫婦への情報提供シートの考案にとどまったが、今後継続した研究によって情報提供内容や方法の改善、効果検証を行う必要がある。
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