研究課題/領域番号 |
16K12386
|
研究機関 | 皇學館大学 |
研究代表者 |
板井 正斉 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (40351225)
|
研究分担者 |
齋藤 平 皇學館大学, 文学部, 教授 (70247758)
近藤 玲介 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (30409437)
千田 良仁 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (40555603)
池山 敦 皇學館大学, 教育開発センター, 助教 (80758681)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 定住自立 / 自然災害 |
研究実績の概要 |
平成30年度は、研究最終年度として補足調査等の役割を再分担し、各領域データをGIS等を用いて個別に地図化(伊勢志摩共生マップ)した。その上で、個別データを目的に応じて使い分けながら、地域の防災ワークショップ等での活用を目指した。 具体的には、伊勢志摩地域で以下4回のワークショップ等を実施し、それぞれに研究成果の一部を活用した。①玉城町下外城田地区岩出、②玉城町下外城田地区宮古では、池山を中心に「夏休み立体地図作りワークショップ!」を8/22・23に実施し、同地区の人口減少や少子高齢化に伴う課題を地域住民と検討した。また制作した立体地図上へのGISデータの投影・活用を行政と検討した。③南伊勢町では、近藤が2/27に開催された南伊勢町事前復興計画準備事業ワークショップで「東北地方の復興状況報告と地形的側面から捉えた南伊勢町の類似性と固有課題」を講演した。宮城県南三陸町と南伊勢町の特に地形・地質学的な類似性や特異性を見出し、防災減災だけではなく「発災後の復興」も視野に入れ解説した。④明和町では、千田を中心に近藤・板井が「「水」から地域資源活用を考えるシンポジウム」へパネリスト・コーディネーターとして登壇した(2/16)。千田は農産業や地域経済の視点から水資源の有効活用を解説し、近藤は明和町の水資源と地形・地質特性の関係や、地形と斎宮遺跡の関係について一般向けに解説した。あわせて、近藤は北海道立浜頓別高校の生徒を対象に伊勢志摩と浜頓別を比較し、災害の類似点、日本列島誕生から紐解く地形・地質的なつながりについての野外体験学習プログラムを開発・実施した(7/13)。 また、本科研の成果は、研究代表者・分担者が所属する皇學館大学の地域志向科目「伊勢志摩共生学」(1年次必修)及び「伊勢志摩定住自立圏共生学Ⅰ・Ⅱ」(3年次配当)においても活用されており、研究期間終了後も継続される。
|
備考 |
本科研による研究成果の一部は、研究代表者・分担者が所属する皇學館大学COC事業「「伊勢志摩定住自立圏共生学」教育プログラムによる人材育成」において開講された地域志向科目「伊勢志摩共生学」「伊勢志摩定住自立圏共生学Ⅰ・Ⅱ」等に還元されている。
|