操作にともなう触力覚が操作手ではなく足裏にフィードバックされる状態における、運動と触力覚の統合による触認識の特性を調査した。足裏の128点に力(圧力)提示を行うことのできるデバイスを開発し、これを用いて代替提示の場合の重さ・柔らかさ、2次元形状、3次元形状の認識特性を評価した。重さ・柔らかさについては、手による場合と近い精度が得られる可能性が示された。2次元形状の認識については、同じデバイスを手に用いた場合と同様の正答率および時間での遂行が可能であった。3次元形状の認識では、手に同じ自由度の刺激提示を行った場合と比較して、正答率と時間ともに劣ることが明らかとなった。
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