本研究の目的は、開発したデジタルハンドを有効活用することで、RHI効果という錯覚を覚える現象の安定化を図り、効率的な手の技能学習法を提案・検証を通して、本学習の設計法を確立することにある。 デジタルハンドを用いたRHI効果の有効な引出し法を検討し、視野・視力問題を解決すると共にRHI効果の有効な引き出しに関する実験を行った。この結果、考案した手の技能学習システムに導入し、どのように身体と認知の不一致問題を解決し、かつ学習意欲・継続性にどのように役立つかを明らかにし、環境によってもRHI効果に影響が与えられることが認められ、この環境と心理の関係性に関して幾つかの知見を得た。
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